産みの苦しみ、育ての苦しみ・・

あの、もちろん女性の方の「産みの苦しみ」のほうが大変と思いますが、何分経験がないもので・・・
設計をやっていると、様々な苦しみに遭遇します。
その代表が表記の「産みの苦しみ」「育ての苦しみ」です。
新築にしろ、リニュアルにしろ、施設を考える時はまずそのゾーニングを検討します。
いわゆるレイアウトを考えるわけです。
私なんか頭の出来が悪いものですから、これが中々簡単にいかなく、頭の中がパニックになってしまうことがたびたびあります。
平屋ならまだしも、階数が多ければ多いほどその分頭の中でパズルをしなければならないので、その苦しみは大変なもので・・・
私はいつもプランが行き詰ると音楽を聴いたり部屋の中を歩き廻ったり、顔を洗ったり（この辺はまだ普通ですが）、空手を始めたり、突然トイレ掃除を始めたりと、様々なことをして頭をひねります。（これを私は勝手に「産みの苦しみ」といってます）
こうやって、何とかできたプランが実際に工事に入り、監理するのがまた大変で、特にリニュアルの際は、予期せぬことなど様々なアクシデントに見舞われます。（これまた勝手にこれを「育ての苦しみ」と言ってます）
そして、最後に引き渡しを迎えるのですが、これは大事に育てた娘を嫁に出す心境です。
（残念ながら私には娘はいませんが）
出来上がって、最後に鍵を渡し、監督を始め職人さんたたちもいなくなり、現場事務所がなくなったときは本当に寂しい気持ちになります。
今月はそんな現場が２つあるんですが、どっちも繁盛してくれることを願っております。
どっちの現場もめげずに共に頑張った仲田さんお疲れさんでした。