上海温浴施設視察その2

上海における温浴施設のハード面に関しては、浴槽水の「ろ過」やサウナにしても正直言って日本のほうが進んでいるというのが感想です。
ただ、ソフト面では人件費が安い分ほとんどの施設でかなり贅沢な気分、ある意味王様気分を味わえる施設が大半です。
フロントで靴を脱いだらスリッパをきちんとそろえてくれる、ロッカーは一緒にあけてくれる(これは、自分の鍵とスタッフの鍵、二つの鍵を使うことで防犯の意味もあるかともいますが)、歯ブラシは硬さや大きさなど数種類の中から選ぶことができる、お風呂から上がったら体を拭いてくれるetc・・・
様々なサービスが至れり尽くせりでした。
特にすばらしいのは、足裏や頭皮・全身をはじめとする各種マッサージなど施術に関して、その技術者の数は大変多く、また日本のように専用の部屋があるわけではなく、休憩コーナーで休んでいながらその場で「足裏」しながら「耳かき」、「頭皮」のあと「全身」など同時に施術を受けることができることです。
先に述べた、「小南国海之源」では宴会場でリクライナーに横になり、ステージを見ながらその施術を受けることができました。
この、休憩コーナーに施術者を派遣すると言うのは、日本では横浜にできた「万葉倶楽部」さんがその方式を取り入れていますが(こちらはたしか足裏のみですが)、差別化を図ると言う意味では今後積極的に是非取り入れてみてはと思うソフトのひとつです。