お騒がせして申し訳ありませんでした

先日、調査であるホテルへに行った時のこと。
その日はそのホテルに宿泊することになっていたので一通りの仕事を終えて大浴場で久しぶりの温泉にゆっくりつかりお風呂から出て脱衣室で着替えたときでした。
脱衣かごに入れたはずの部屋のキーが見つかりません。
しかもご丁寧に部屋の鍵と一緒に財布と時計の入った金庫の鍵も置いてあり二つともありませんでした。

思わず「うわぁ〜盗まれたぁ」と全身鳥肌がたつと同時に、頭の中で「一体誰が・・いつの間に・・これでお金が無くなる・・帰れなくなる・・時計も無くなる・・どうしよう・・・人生終わりだぁ・・・(悲しい・・)」という思いが駆け巡り、全てがネガティブな気分になってしまいました。

それからが大変で急いで部屋を見てもらい荒らされていないか?金庫は開けられていないか?確認してもらうよう
フロントに連絡すると、「大丈夫です、金庫もあり部屋も荒らされていませんでした」との報告。
「いや、きっと中身だけとって財布はそのままにしたんだ、時計は大丈夫か?・・・」とまた新たな心配をしていると「とにかく荷物と金庫を隣の部屋に移しましょう」と言われ隣の部屋に移してもらいました。

しかしながら金庫はマスターキーが無く「バールでこじ開けるしかありません」と言われ「ひょっとしてどこかから鍵が見つかるかもしれないからとりあえず明日まで待って見よう」と考えていたときでした。
「ありました、脱衣室のかごの中から見つかりました〜」と言ってホテルの方が二つの鍵を持って来てくれました。

きっと盗んだ人が仕事を終えて(?)元に戻したんだ、中身はなくなっているはずだ、とここでもまたネガティブな発想が駆け巡り、みんなで金庫の中身を確認すると、元通りちゃんとあるではありませんか?

おかしい、何で鍵が無くなって元に戻ったんだろう?間違いなく脱衣かごは確認したので、あの時点では絶対になかったはずなのにとよ〜く自分のしたことを思い出して見ると、実は脱衣室で服を脱いだとき、手に持っていた鍵は隣のかごに入れていたのでした。
脱いだ服はその隣のかごに・・・・

「お騒がせして申し訳ありませんでした」とただひたすらお詫びをし、いやあ人間の記憶っていい加減なもんだなぁと改めて感じた次第です。

Sホテルの皆さん、ほんとにあの時は大変失礼致しました。
あれからは、部屋の鍵を金庫の鍵と一緒に持つことはやめました。
どうしても脱衣室に貴重品を持っていかなければならないときは、貴重品ロッカーに入れる様になりました。
ほんとにほんとにお騒がせしました。