夏は千人、冬は百人

これ、なんだか分かりますか?
これは以前能登の方で計画した、ある温浴施設(すずの湯 http://www.suzu-beachhotel.jp/suzunoyu.html)の集客に関する課題です。


その施設の周辺には海水浴場をはじめキャンプ場、バンガロー、リゾートホテルなどがあり、夏場の集客が大いに期待できる立地でした。反面、北国であるがゆえに冬場はどうしてもそういった施設の利用者も少なく、それに連動して地域の集客も夏場に比べるとぐっと少ないというのが現実でした。そこで出たのが先の「夏は千人、冬は百人、二つのシーズンを考慮した施設づくり」という課題でした。


夏の千人に合わせて施設を造ると建物は大きくなり、冬は維持費も大変でお客様も少ないためガランとしたさみしい施設になってしまう。逆に冬に合わせて施設を造ると、施設も小さくなり夏場のチャンスロスにつながってしまう。
これをどうするかで大いに頭を悩ましました。その結果とった方法は、できるだけ建物は大きくしないで、その代り中庭や露天風呂など、外部にお客様を誘導する仕掛けづくりをする。というものでした。

肝心の結果はというと、概ね思惑通りにいった・・・とでも言いましょうか、正直言っていくつかの改善すべき課題もありました。しかし、この考えが後にあの話題の繁盛店「おがわ温泉 花和楽の湯」の設計に大いに役立つことになりました。

その話はまた今度詳しくお話したいと思います。


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