吐水口について

aqua-planning2007-11-03

お風呂の設計をする際、以外に頭をひねるのが「吐水口」の形状です。
浴槽の淵にドカッとあってお湯が出てくるあれです。


少し専門的な話になりますが、現在は保健所の指導によりあそこから出るお湯はいわゆる「補給水(湯)」といって「新しいお湯」しか出してはいけません。
では新しいお湯以外のお湯とは何かというと、一般的には浴槽の「ろ過循環」システムで「ろ過機」を通った後の「還り」のお湯のことをいいます。
この「ろ過機」からの還りのお湯は基本的にはお湯の中(水面より下)に戻すというのが決まりです。
なぜなら水面より上にある「吐水口」から出すと「誤飲」の恐れがあるからです。
だから、吐水口の湯は常に新しい新鮮な「湯」でなければいけないという訳です。


話は戻って
この吐水口のデザインはわれわれ設計する者にとっては悩みの種で、毎回そのデザインには苦労します。
木製の箱状のもの、御影石などで作ったもの、坪をうまく利用したものなどなど
以前弊社が手掛けた施設(小京都の湯)では、急須の形や茶釜、五重の塔を形どった吐水口を採用しました。
遊び心満点だと思いません?


癒しの里「小京都の湯」URL
http://www.show-kyoto.com/index.htm


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